茅ヶ崎恵泉教会牧師 坐間 豊
みことばの贈り物(14)2008年9月
9月は爽やかな秋と期待しましたが、湘南は東北と季節が違いますね。9月も学校でプールがあるとは!暖かな土地の方々は逆に、「冬は-10度の東北の生活」を氷に包まれた世界、と思うでしょうか?いいえ、そんなことはないのです。では、神様と一緒の世界はどうでしょう?
天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくても
その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう…。
主の律法は完全で、魂を生き返らせ、
主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。
主の命令はまっすぐで、心に喜びを与え、
主の戒めは清らかで、目に光を与える。
金にまさり、多くの純金にまさって望ましく、
蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。
(旧約・詩編第19編より)
今は昔、初めてロケットで宇宙(大気圏外)に出た飛行士が、「地球は青かった」と言いました。後日、そのロケットが撮った地球の写真を見て、「ほんとだ、青い!」感動しました。私の理解はそこで止まってしまい、ロケットで宇宙へ行こうとは思いませんでした(野口飛行士との違い)。最初の飛行士は、「しかし、宇宙に神を探したけれどいなかった」と言いました。その後で、別の国が同じようにロケットを飛ばし、乗っていた飛行士が「宇宙飛行で神を知った」と言いました。彼はロケットを降りると牧師さんになりました。ずいぶん、違いますね。
私はもちろん宇宙に行ったことはありませんが、神様についていろいろ教えている「聖書」を読む者としては、こう思います。
「宇宙に出て神様はどこだろうとキョロキョロするのは、科学者らしくないなぁ。たしかに神様は天にいるとか、天国と言うし、空の上の方を“天”と指さすけれど、それは“神様は私たち人間とはごっちゃに出来ない”という信仰の意味で言っているのであって、大気圏の外に行けば神様が座って居るのが見えると思うのはちょっと違うんじゃない?」
そして、もっと大事なのは、聖書によれば、神様はありとあらゆるものを(宇宙も!)お造りになられた方なので、被造物の中にはおられない、ということです。宇宙をお造りになられたお方は、宇宙に縛られず、宇宙を愛し、宇宙を生かすお方なのですから。見回しても、だめです。
しかし、宇宙は神様の素晴らしさを物語り、教えます。宇宙の美しさ、純粋さ、静けさ、広大さ、厳かさは、誰をも魅了します。この心は幾つになっても失いたくない、と思います。空や星、宇宙にまつわる美しい歌が、なんとたくさんあることでしょう!宇宙の背後に創造主を想うのです。
天体を理論や計算できわめ尽くすのが目的じゃない、と宇宙物理学者が言っていました。「研究すればするほど、不思議だなぁ、驚きだなぁ、なんて調和のとれた壮大な世界なのだろう、とますますドキドキわくわくする気持ちになって、大きな神様に包まれる安らぎを感じるんだよ。」
そうです、だから「大空は神様の御手のわざを示す」と聖書は始めから言っているのです。宇宙は昼も夜も、隅から隅まで神様の素晴らしさを映し出します。その神様の素晴らしさは、しかし、投影されるだけではありません。「聖書」を読むと、分かる、受け入れ、我がものにすることが出来ます。神様は見えませんが、与えられた聖書の言葉は、「魂を生き返らせ、心に喜びを目に光を与え、正しく、望ましく、甘い」のです。
天体がある法則によって宇宙を整然と行き巡るように、私たちは神様の言葉によってこの世で「秩序正しく」歩めるのです。その秩序はこの世の価値や基準ではなく、神様が教えて下さる「愛」です。神様と一緒の世界は、遣わされた神の御子、救い主イエス・キリストが一人一人に与えて下さる愛で動いていきます。このキリストが、命を与え、知恵を導き、正義を掲げ、罪を赦し、希望を示して、私たちと共に歩んで下さるからです。 どうぞ教会に、礼拝に飛行士のように来て、「ここに神様の愛がある」と知って下さい。「キリストによって魂が生き返る」喜びを得て下さいね。